安全のための建築知識

敷地が狭い場合に目立つ欠陥その2

建物は、地震のときには地面から遠い三階や屋根の部分が重いほど、柱に負担がかかります。
二階建てを前提とした柱の太さしかないのに、三階が建てられたり、大きなロフトがつくられたり、吹き抜け部分に部屋がつくられたりすると、異常に揺れたり、変形することがあります。
建売り住宅などで、その前は一戸分の宅地だったところに二~三軒の住宅を建てて販売する例があります。
このような場合、道路との関係で間口が極端に狭い宅地ができてしまうことがよくあります。
また、住宅ではガレージを設けるのがふつうです。
しかし、道路側にガレージをとると、玄関の幅ぐらいしか建物が残らないことがあります。
このような場合には、入居してから「地震ですごく揺れる」「風が吹いても揺れる」「階段を上り下りすると建物全体が揺れる」といった現象を起こす恐れがあります。

敷地が狭い場合に目立つ欠陥その3

これは建物の構造計算上で必要な壁の量は満たしていても、壁の配置がアンバランスになっているから起こるものです。
購入する際、確認申請図面と実際の建物が違っていたり、敷地の間口が狭いときには、建築家などの信頼できる専門家に頼み、構造のチェックをしてもらってから購入することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
建物の形状による場合以外にも、「粗悪な工事や材料の不備・設計条件の想定不足・地盤沈下などによって、基礎・土台・梁・柱などにたわみや変形が生ずる」ケースがあります。
「接続部分のずさんな工事」「乾燥が不充分な木材の使用」「地盤が弱いのに何の対策もせずに基礎をつくる」などという、設計や工事のいい加減さが欠陥住宅をつくるのです。